ユニフォーム選びの5つのポイントを紹介!失敗しない業種別選び方も
作業用ユニフォームを選ぶ際は、さまざまな点に注視する必要があります。仕事を効率よく進めるには、自分の職業に適したユニフォームが求められるからです。そこで今回は、作業用ユニフォームを選ぶための5つのポイントを紹介します。
目次
- ユニフォームを選ぶ際に重視したい5つのポイント
- 業務に適した素材
- 着心地や機能性
- 事故を防ぐ安全性
- 企業イメージにあったデザイン
- 予算もチェック
- ユニフォームの利用は購入しクリーニングを委託かレンタルかの2択!
- レンタルユニフォームのメリット・留意点
- 購入ユニフォームのメリット・留意点
- 業種別ユニフォームの選び方
- 清掃・メンテナンス業
- オフィス・営業
- 接客・サービス業
- 介護・福祉施設業
- 病院・医療施設
- まとめ
ユニフォームを選ぶ際に重視したいポイント
仕事で着用するユニフォームを選ぶ際、どのポイントを重視すべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、ユニフォーム選びで外せない5つのポイントを解説します。
業務に適した素材
作業環境や業務内容に適した素材選びは、ユニフォームを決めるうえで重要なポイントです。屋外での作業が多い建設業の場合は、防水性や耐候性のあるコットンやポリエステル混紡の素材が適しています。
一方、工場内での作業が中心の場合は、耐油性や難燃性の素材が求められます。このように、業務に適した素材を選ぶことは作業効率を高めるだけでなく、作業者の安全と快適さを守るためにも必要なポイントといえます。
着心地や機能性
着心地のよい快適なユニフォームは長時間の作業でも疲れにくく、作業者の集中力を維持する効果が期待できます。たとえば、医療従事者向けのユニフォームは汗をかきやすい環境でも快適に過ごせるように、吸湿速乾性の高い素材が使用されています。
それゆえ、着心地や機能性を重視したユニフォームは作業者のパフォーマンスを最大化し、業務効率を向上させるうえで必要不可欠な存在といえるでしょう。
企業イメージにあったデザイン
企業イメージに合ったデザインは、顧客や取引先に好印象を与える有効な手段となります。たとえば、高級レストランではシンプルでエレガントなデザインのユニフォームが求められます。一方、カジュアルなカフェでは明るくて親しみやすいデザインが好まれるでしょう。
企業のブランドイメージに即したデザインは顧客満足度を高め、企業のブランドイメージを強固にするうえで重要なポイントです。
トータルコストにも配慮
ユニフォームを選ぶ際は、初期費用、ランニングコストのバランスを考慮し、イニシャルコストだけでなくトータルコストにも配慮が必要です。
ユニフォームには洗濯に強い素材、そしてその素材に適したクリーニング方法が重要です。ユニフォームの劣化を最小限に抑え、1枚のユニフォームをできるだけ長期間使用することができれば、トータルコストを抑えることに繋がる可能性があります。
ユニフォームはレンタルか購入かの2択!
ユニフォームを揃える方法は、レンタルと購入の2つの選択肢があります。ここでは、それぞれのメリットと留意点をわかりやすく解説します。
レンタルユニフォームのメリット・留意点
レンタルユニフォームには数多くのメリットが期待できますが、一方で留意点も理解しておく必要があります。ここでは、具体的な例を入れながら解説します。
メリット
- コスト削減
企業のユニフォームを大量購入する場合は、初期投資が大きくなるのは避けられません。しかし、ユニフォームのレンタルサービスを導入すれば、購入費用の分散が可能です。レンタルサービスにはクリーニングサービスを設けている業者も多く、ユニフォームの清潔さをキープできることから長期的なコスト削減も期待できます。
- 定期的にクリーニングしてくれる
レンタルユニフォームには、クリーニングサービスを含んでいる業者が多いです。本サービスにより、ユニフォームの清潔さを一定レベルで保てるため、従業員も安心して着用できます。
- 管理の手間がない
レンタルユニフォームを利用することで、ユニフォームの管理にかかる手間や時間が省略できます。わずらわしい管理がなくなることで、企業担当者はほかの業務に集中できて効率的に運営できます。
留意点
- ユニフォームを紛失すると弁償する必要がある
留意点のひとつは、ユニフォームの消耗が自然消耗の範囲内であれば、一般的にレンタルユニフォームを提供する会社が新しいユニフォームを用意しますが、前述以外にレンタルユニフォームを紛失した場合や自然消耗以外に破損してしまった場合には、弁償費用が発生する点です。ユニフォームを購入した場合と同様の留意点ではありますが、こちらは企業にとって予定外の出費となるため注意が必要です。
- 違約金が発生するケースがある
レンタルユニフォームを提供する会社が、ユニフォームの仕入れ費用を回収する必要があるため、レンタルユニフォーム契約は複数年の長期契約が一般的です。そのため、契約期間中に解約すると違約金が発生するかもしれません。たとえば、飲食店がリニューアルオープンする際に、ユニフォームを新調し以前のユニフォームを使用しなくなった場合、契約違約金が発生する可能性があります。予期しないことを回避するためにも、契約前に契約期間や契約内容、違約金の条件を確認しておきましょう。
購入ユニフォームのメリットのメリット・留意点
ユニフォームを直接購入する場合、レンタルユニフォームとは異なるメリットと留意点が存在します。ここでは、その両面を詳しく解説します。
メリット
- 値引きなどを直接交渉できる
大量購入を前提とする場合は、ユニフォームのサプライヤーと直接交渉することで、値引きに合意してくれるケースがあります。企業が従業員全員分のユニフォームを一括購入する際、ボリュームディスカウントが可能なためです。
また、サプライヤーと良好な関係を築くことで、今後の追加注文や修理対応などでも優遇されるかもしれません。交渉の際は、納期やアフターサービスについてもしっかり話し合っておくとよいでしょう。
- 柔軟な運用が可能
レンタルサービスとは異なり、契約に縛られず運用するユニフォームの変更ができる点は、ユニフォームを購入し運用する大きな魅力です。また既製品ではなく会社オリジナルのユニフォームを制作したい、従業員ひとりひとりが異なるユニフォームを着用したい等、ユニフォームの購入であればより柔軟な運用が一般的には可能となります。
留意点
- 在庫管理が手間
購入ユニフォームの留意点は、在庫管理の手間がかかることです。ユニフォームの数量やサイズを把握し、適切に管理する必要があるためです。従業員の入れ替わりが多い企業では、常に適切なサイズのユニフォームを用意しておかなければ即座に対応できません。
また、在庫スペースの確保や管理コストも考慮しなければならないため、管理する側の負担が大きくなるのも留意点といえます。
- 衛生・品質が従業員と会社の責任となる
購入ユニフォームは、ユニフォームのクリーニングやメンテナンスを従業員と会社自身がおこなわなければなりません。クリーニングサービス、メンテナンスサービスのあるレンタルユニフォームとは異なり、衛生状態や破れ等の品質状態を均一にできない点は購入ユニフォームの留意点といえます。
業種別ユニフォームの選び方
ユニフォームは、業種により異なる要素が求められます。以下では、各業種に適したユニフォーム選びのポイントを解説します。
清掃・メンテナンス業
清掃やメンテナンス業は動きやすさと耐久性、そして安全性を兼ね備えたデザインが重要です。ホテルやビルなどの清掃やメンテナンスは清掃範囲が広く、汚れやすい環境で作業するため、機能性が求められます。
また、機能性のほかに、近年ではおしゃれでスタイリッシュなデザインのユニフォームも注目を集めています
オフィス・営業
オフィスや営業職に適したユニフォームは、相手に不快な印象を与えない清潔感のあるデザインが重要です。自分の印象=企業のブランドイメージに直結するためです。オフィスで着用する衣服といえば、シャツやブラウス、スラックス、ビジネスシューズなどが主なアイテムです。
注意点として、派手な色や特徴的なデザインは周囲とのギャップが生まれ、相手に違和感を与えかねません。ビジネスマナーを守りつつ、自分の身体に適したものを選びましょう。
介護・福祉施設
介護や福祉の現場は利用者の移動や身体介助など、全身を使う作業が多いため、動きやすさが何よりも重要です。そして、常に清潔な衣服の着用が感染症の予防につながります。介護士はストレッチ素材で動きやすく、ポケットが多くて使い勝手のよいユニフォームが適しています。また、吸湿速乾性のある素材や抗菌防臭加工が施されたものもおすすめです。
このように介護・福祉施設では動きやすさはもちろん、安全性、清潔さを重視したユニフォームが求められています。
医療施設
病院や医療施設で着用するユニフォームは、安全性と衛生面を重視しなければなりません。なぜなら、医療従事者は患者と密接に接触する機会が多く、感染症の予防を最優先とするためです。医療用ユニフォームは基本的に抗菌・防臭加工が施されており、バクテリアやウイルスの繁殖を防ぎ、清潔な状態をキープできます。
さらに、医療現場は血液や体液が付着する可能性があるため、防汚性や速乾性のある素材が適しています。
まとめ
本記事では、作業用ユニフォームを選ぶ際に重要視する5つのポイントを解説しました。企業のユニフォーム選びで悩んでいる方は、今回の記事を参考に企業のイメージに即したユニフォームをお選びください。